なぜ酒を飲みたくなるのか

どうも、メケです。

酒やめて1,696日目(4年と8ヶ月)。

 

ちょっとね、ネットで良い動画ありましたので共有しときます。

この方はね、酒をやめられない人の気持ちが分かる人です。

どんな方か

東大卒のお医者さん。

10年間ほど毎日飲み続けてた人。

多い時、3日でウィスキー1本空けてたとのこと。

 

毎日飲む=すでに支配されている

毎日飲まないが意識飛ばすほど飲む=同じく

だそうです。

 

依存症のグレーゾーンもなにもないです。

この方の言うことは。

ラインがはっきりしています。

 

医学界では「酒は1滴でも体に悪い」とはっきりとそう結論づけられているそうです。

でも日本社会は今のところそうじゃない。

自分のことを考えるなら「飲まない」に越したことはないそうです。

同じくそう思います。

 

今は完全断酒ではないけど10年ほど飲んでない。

どうしても飲まざるを得ない席のときは飲むので、完全断酒ではないときっぱり言われてました。

けども翌日は絶対飲まないぞという気合と意気込みをかなり持って席に挑んでいるらしいです。そしてその翌日は飲まないためにかなり気合い入れて過ごすとのこと。ここで飲んだらアウトだかららしいです。

そして普段から「飲まないぞ」という気持ちを「今でも」維持しているらしいです。

 

ある意味、かなり難しい断酒を継続されてる方です(完全断酒のほうが簡単です)。

そういう方です。

 

この動画の何が良いか

依存症の脳内のメカニズムを手書きの図と研究論文の引用を用いてわかりやすく説明してくれています。

なので説得力があります。

なるほどと思えます。

話が簡単。

説明が短い。

例えがわかりやすい。

 

動画見てどうだったか

今までの断酒において身につけてきた知識の「裏付け」「答え合わせ」的な内容です。

ああ、正解やったなぁと思えます。

 

依存症とは本能を酒に乗っ取られている状態

なぜ酒を飲みたくなるのか

アルコールとは快楽を与えてくれる良いものだったはず。だから飲まなきゃダメじゃないと本能(扁桃体)が司令を出し続けている状態。

でも、今日はやめたほうが良いよねって思ったりはする(大脳新皮質の精神活動が自由に働く)が、結局また飲む(扁桃体、本能に支配される)。

 

本能(扁桃体)が大脳新皮質を支配しており、「今日は飲まんとこう」って大脳新皮質で考えても、結局は本能(扁桃体)の指示のほうが優位に働くので酒を飲みたくなってしまうから。

 

飲んだらなぜ、嫌な思いだけ残るのか

扁桃体(ムチの部分)の興奮がずっと残るから。

 

依存症とは脳内の報酬系を乗っ取られる病気。

報酬系(ドーパミン)は脳内の扁桃体と腹側被蓋野の両方が密接に連絡を取り合っている。

アメとムチで言うところの扁桃体はムチ。腹側被蓋野はアメ。

飲むと同時に興奮するアメとムチ。

 

しかし腹側被蓋野(アメ)の興奮が治まっても、扁桃体のムチだけはずっと活動中。

ムチとは恐怖感、嫌なこと、ストレス、トラウマなど。

扁桃体の興奮は腹側被蓋野よりも長く続くため、飲んだら嫌な思いだけ残ってしまう。

 

つまりは酒は嫌なことつらいことを増幅させるというのは「興奮の治まらない扁桃体」のせいだったのだ。

 

ドーパミン放出によりもっともっととなるのはなぜなのか

扁桃体(ムチ)の興奮が収まらず、危機感を煽り急かしているから。

 

酒の場合

酒を飲み腹側被蓋野が満足しても扁桃体の興奮は持続。

ドーパミンの分泌減少と同時にストレスのみ残るもしくは増幅される。

もっと飲んで気を紛らわせろと扁桃体が指示を出し続けるから。

 

テストで100点取った時

100点は嬉しいが腹側被蓋野は満足しても扁桃体の興奮は持続。

ドーパミンの減少と同時に、次も100点取らないとやばいぞと危機を煽ってくる。

 

もっと勉強頑張って100点取らないとやばいぞと扁桃体が指示を出し続けるから。

 

ギャンブル

大当たりでめっちゃ興奮(ドーパミン大放出)満足。でも扁桃体の興奮は持続。

打ち続けないとやばいぞと扁桃体が煽ってくるからもっともっととなる。

 

酒を飲み続けるとは扁桃体と腹側被蓋野を同時に刺激し続けること

それはすなわちアメとムチの多用。

「人生の苦楽」そのものを担ってしまっている。

 

お酒飲んでる人は自分が自堕落だとは思っていない。

困難を乗り越えて何かを達成したと思っている。

毎日飲むたびにそう思っている。

 

いや、支配されているのだ。

人生の苦楽そのものを担ったと思わされいる、それは人生のすり替えだ。

 

偽物の人生を歩まされているのだ。

 

 

まとめ

ということで、この動画はブログに残したくて共有しました。

このピースさんという方、断酒や依存症メカニズムの動画他にも出されています。

 

本来はこの扁桃体と腹側被蓋野の密接な関係は人が生きるためには必要な機能(本能)だと思います。闘争心だとか嫉妬心などで自分も頑張ろうと奮い立たせてくれる大切な器官です。いわば向上心の原動力になるところです。

 

こんなところ(人間の本能)を酒に乗っ取られちゃァいかんと思うのです。

 

本来の自分の人生を歩まないかんと思うのですよ。

 

やっぱり、酒から開放されよ、ですわ。

 

酒から開放されて自分の人生を生きよ!といいたいですね。

 

頑張っていま酒やめ続けている人たちが本来の自分に戻れることを願います。

そしてこのまま平穏な人生を生きたいものです。

 

いつも最後まで読んでくださいましてありがとうございます。

 

それではまた。

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