飲まないでい続けるにはどうしたらいいか考えてみた

今日で断酒740日目

どうも、メケです。

断酒をしている人にとって、飲まないでい続けることは最大のテーマです。

なぜなら、適度なところでお酒を切り上げられないからです。

そこで、飲まないでい続けるにはどうしたらいいか考えてみました。

いきなり結論です。最初の一杯をいかに遠ざけるかに尽きます。

今日は「頭の中にあるお酒をほかのモノと置き換えてあげましょう」、「飲まない自分がいつもの自分だって脳に勘違いさせましょう」「上手に断酒しましょう」っていうお話です。

この記事はもっと楽にお酒を飲まずにい続けたい方向けの記事です。あなたがこの記事を読むと「お酒ってやめ続けられるんだ」って感じられるようになります。断酒のハードルが今までより低く感じられるようになります。

最初の一杯を飲まないことが断酒継続のコツ

最初の一杯を飲まないことが断酒継続のコツっていうのはご存じでしょうか。

今お酒をやめているあなた(私も)は、やめざるを得なくなってお酒をやめていますよね(私も)。

つまり飲み始めたら自分で適度なところで切り上げられないから、最初っから飲まないようにしているんです。

だから今飲んでいないし、再び飲み始めたらやはり、止まらなくなってしまうのです。

つまり、お酒やめてる私たちがコントロールできるのは最初の一杯だけ。

なので、飲まずにい続けるには「最初の一杯を飲まないようにしましょう」ってことなんです。

飲まずにいられることと適度に飲めることは別モノ

だから、お酒を普段から飲んでいない訳で・・・(これ、断酒っていうんです)。

で、続きだすと、飲まずにいられるんです。飲まずにいられるようになるんです。

でもですね、飲まずにいられることと、適当なところでお酒を切り上げられることは別の問題の話なのです。

だから飲まずにいられるようになっても、途中で切り上げられるようになったわけではないわけです。

だからこそ、普段から飲んでいない私たちは「最初の一杯を飲まないこと」が断酒継続のコツと言われるのです。

「コントロールできるのは最初の一杯だけ」

「最初の一杯を飲まないようにする」

「最初の一杯をいかに遠ざけるか」

全て結果的には同じこと「最初の一杯を飲まないことが継続につながる」と言っています。

最初の一杯をいかに遠ざけるか

で、今日の本題なんですが「飲まないでい続けるにはどうしたらいいか」考えたのです。「最初の一杯を飲まないようにする」のではなくて、「最初の一杯をいかに遠ざけるか」のほうがより断酒しやすいんじゃないかって考えるのです。

お酒から遠いところでする作業なんです。

お酒を意識の外に外す作業になるんです。

頭の中にあるお酒を他のモノと置き換えてしまう作業、お酒のことを考えなくする作業なんです。

最初の一杯を遠ざけるための具体例

頭の中をほかのことで置き換えてあげる

人は暇になるとろくなことを考えません。手持無沙汰になると、ついつい、最近まで習慣としてやっていたことを無意識にやりがちです。人の脳はあまり賢くできていないのです。つい最近までお酒に浸っていた場合、脳はそれを覚えていて勝手に脳がお酒に近づいていきます! 脳は最近よくやっていることが好きなのです。ましてや依存性の高いお酒です。「お酒の方に近づいてしまうのは当然でしょう」っていう話なんです。

ここを逆手に取りましょう。うまく脳をだましてあげればいいのです。脳を半自動操縦状態にさせないことです。暇になると脳はろくなことを考えません。

脳は暇になると半自動で最近の習慣をさせようとします。

だから、頭の中を強制的にほかのことで置き換えてあげる作業をしてあげればいいです。

早い話が飲酒欲求と戦わない時間をふやして、トリガーになるものを頭の中から遠ざけるっていうことす。

  • 寝る
  • 適度に運動する
  • 甘いもの、うまいもの、おいしいものを食べる
  • かつての趣味を復活させる
  • 楽しみを見つける
  • 旅行に行く
  • 気晴らしする
  • 散歩する
  • ランニングする
  • トレーニングする
  • 誰かと話す、話を聞いてもらう
  • 孤独を感じないようにする

上記のようなことの中で何か新しい習慣につながるとしめたものです。半自動で脳は新しい習慣の方を採用し始めます。つまり、脳が勝手に酒から離れていくのです。だから断酒が徐々に楽になってゆくのです。

コツは楽しいこと没頭できることをいろいろ試してみるといいです。俗にいう「幸せホルモン」をだすのです。幸せだなって思えるようなことをお酒以外に見つけてあげるのです。するとそれが趣味になって習慣化します。それをやっているとリラックスできて居心地がよくなります。

このことをホモエスタシス(脳の恒常性)がうまく働くといいます。

うまく断酒しているってことです。

ここでの注意点は「飲酒欲求と戦わないこと」です。「飲まないぞー、飲まないぞー」って思い続けないことです。なぜなら、飲まないように意識しようとすればするほど「お酒が連想されてしまう」のです。これは人の脳の嵯峨です。抗えません。なぜならかつての私がそうだったからです。かつて私は苦し断酒をしていました。今はだいぶん楽になっていますよ。

「最初の一杯をのまない」のではなくって「最初の一杯を遠ざける」作業をするのです。

脳の中をお酒から別のモノへ置き換える作業をするのです。

自分はこれが好きなんだ、楽しいんだっていうものを見つけようねっていうことです。

もしも今ここに〇〇だったら~~は危険

もしも、今ここにお酒があった楽しいのにな~とか

もしも、今ここにお酒があったら楽になるのにな~は危険です

これらはトリガーになりやすいので自分の場合のトリガーを知っておくことです。

  • 楽しくて気分が高揚したとき
  • イラっとして、むしゃくしゃしたとき
  • どうせ自分なんて・・ってイジイジしちゃってるとき
  • めちゃくちゃ疲れたとき

そして、その自分のトリガーにはまる前の段階で自分のいい方向へもっていくことが楽な断酒につながります。

飲んだら楽しかった、飲んだら楽になったっていう記憶を脳が覚えていて、そちらへ行こう行こうと脳が勝手にやっていることです。だから、そのことにとらわれないように、とらわれる前に、幸せだなって感じること(自分の趣味とか)に没頭するといいです。ほかのことをして気を紛らわすのです。するとその間はお酒のこと考えなくなります。お酒のことを考える時間を少なくするといいです。

「お酒のことを考えないように意識する」ことではないです。

ほかのことをしてお酒を他の楽しいものと置き換えるのです。

過去の苦い体験を心に焼き付けておく

人は本能的に嫌な経験は忘れやすいです。過去の苦い思い出はうまく盛られて素敵な思い出に変わってしまいがちです。

例えば、酒の思い出に関しても、過去の苦く苦しい思い出よりも、酒で楽しかった思い出の方が長い間記憶に定着しているものです。なので、何かあると、「あー、こんな楽しいときに、もしもお酒があったらなー」なんて思うものです。

そんなときは結構トリガーになりやすいです。

これを防ぐ方法は、自分が一番最後に酔った時の嫌いな姿をいつまでも心に焼き付けておくと効果的です。ほかの人の体験談を聞くのも効果的ですが、一番手っ取り早いのは自分の苦い経験を心に焼き付けておくことです。または、テレビのニュースで飲酒起因による事件事故です。そのニュースで「次は我が身だ」と自分に置き換えて想定するのです。で、「おー、怖い怖い」とたまに思い返すぐらいで十分です。

私の例で言いますと、モノは違いますけど同じ依存症部類のたばこ。私、禁煙してます。20年以上前のことですが、やめられなくてやめられなくて苦しんで禁煙外来に行きました。そこで購入した超特大のニコチンパッド(当時保険適用外で実費高価でした)を背中に貼って、やっとの思いで吸わない一日を乗り越えられました。その時の、「これだけ苦労しないとやめられないたばこ、次吸ったら絶対やめられる自信はないな」と思いました。今でも心に焼き付いてます。

酒もそうです。本当に飲まずにい続けられるようになるまで苦労しました。今でも心に焼き付いてます。私にとってお酒は禁煙と同じです。次飲んだらやめられる自信は誰よりもありません。とても苦い思い出です。

私はこの苦い経験を忘れないようにしています。

確かに、楽しかったいい酒の思い出はありますが、あの時の苦い思い出がストッパーになっています。

なので、こんなときに、もしもお酒があったらなーって思うことがあったら、ぜひ過去のお酒の苦い思い出を思い出してください。

あなたは今まで十分よくやっている!

酒を飲むと気持ちがふわっとして、どうでもいいような感じになります。楽になった気がします。そういうことをすでに脳が記憶してしまっています。

苦しいときや辛いとき、疲れているとき、寂しい時って逃れたい、忘れてしまいたいって思いませんか。

例えば、人のことをうらやましく思ってどうせ自分なんか・・・・って思ったりすると、酒に走りたくなりませんか。

自分を嫌に思ったり、何かから逃れたいと思ったとき、本能的に楽になりたいと考えます。そうなると脳の思うつぼです。脳がお酒へ近づこうとするのです。

なので、そうなる前に、「自分、よくやっているよ!」って自分をもう一人の親友のようにねぎらってあげましょう。

あなた自身は死ぬまで一生付き合っていく親友のようなものです。自分を大切にいたわってあげましょう。

仲良くしてあげましょう。

もしも、あなたの親友が疲れた、苦しいなんて相談に来たらあなたはどうしますか。ねぎらって励ましてあげますよね。

親友に「いやいや、まだまだだ」「あまいあまい」なんて厳しいこと言わないですよね。

自分自身こそ生涯を共にする親友です。自分をいたわって大切にしてあげましょう。

そしたら気が楽になります。

お酒に気がいかなくなるのですね。

自分を楽にさせてあげられる方法を見つけるといいです。

まとめ

という訳で本日は「飲まないでい続ける方法」について考えてみました。

結論としては、「飲まないように飲まないようにしようとする」のではなく、「最初の一杯を遠ざける」作業をするといいよとお話ししました。お酒を意識の外へ外しましょうという内容です。

  • 脳に暇を与えない
  • 飲酒欲求と戦わない時間を増やす
  • トリガーになるものを頭の中から遠ざける
  • 頭の中にある酒を別の楽しい没頭できるモノと置き換えてあげる
  • 新しい習慣をお酒と置き換えてあげる
  • 辛く苦しいことを思わないようにするのではなく、幸せだなって感じること(自分の趣味とか)に没頭する
  • 過去の苦い体験を心に焼き付けておく
  • 自分自身を親友のようにいたわり労ってあげる(つらく苦しく逃れたいと思わないようにするのではなく)

上記のようなことについてお話してきました。

早い話が脳の恒常性(ホモエスタシス)を利用して、飲まない自分がいつもの自分だっていう風に脳に勘違いさせてあげましょうということです。

すると、脳が勝手に勘違いして「飲まない自分をいつもの自分と思って勝手にお酒から遠ざかってくれる」ということが言いたかったのです。

今日は分かり難い内容になってしまいました。

もしも最後まで読んでくださったなら、ありがとうございます。

次にもう一度リトライいたします。

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